私は物心ついた頃からお腹が弱く、何もなくともお腹を下していました
今回の記事では、私が自分の体質とどのように付き合ってきたか、そしてどう変えようとしているかをご紹介します
同じように悩んでいる人のヒントになれば幸いです
お腹の弱さと向き合ってきた年表
下痢を体質と諦めていた幼少期(~中学生)
私は家族の中でも特にお腹を下しやすい体質でした
よく母から「あんたはほんとによくお腹壊すね~」と言われて育っております
対照的に姉はほとんどお腹を壊さず、鉄の胃腸を持っていました。うらやましい
牛肉のユッケを姉と二人で食べて、私だけ下痢(というか食あたり)になって寝込んだのも思い出の一つ
全く同じものを食べても私だけ下痢をするので、”そういう体質”なんだろうなと私も家族も思っていました
腹痛で電車を降りて途中駅のトイレに駆け込む、という程ではなかったのが幸いではあります
お腹をこわすとエビオスやビオフェルミンを飲んでいましたが、そんなに効果は実感できなかった記憶があります
肌荒れに悩む思春期(~大学生)
お腹の弱さは相変わらずですが、それに加えてニキビが気になっていました.思春期ですね
大学生あたりで、お腹の調子が悪くなる時期とニキビが多発する時期が重なることに気づきます
どうしようもなかったんですけど。
私の肌質が脂性らしく、特に夕方になると顔がテカっておりました
いろいろな化粧品を試しましたが、(ちょっとした効果は感じるものの)劇的な解決にはなりませんでした
コンプレックスゆえに、男の割には美容に詳しくなった気がします
(化粧水パックとかもしてました)
世の中のイケメンって肌キレイですよね。活動的でお腹を壊している様子もないですし。
そういう人達と比べて劣等感を感じていました
社会人
社会人になり一人暮らしを始めたことで、自分で食生活をコントロールするようになりましたが、ほぼ同じ時期に仕事上のストレスでメンタルを崩しかけました
恐らく自律神経失調症あたりにも足を突っ込んでいます
このとき、何かにすがりたくて本を読み漁っていまして、
- 仕事ができる人は食事にも気を使っている!
- 腸内環境を改善すればメンタルも改善する!
的なテーマに飛びついておりました。今も大好物です
このころから、”食を改善することが人生の突破口になるのではないか?”
(憧れのイケメン or デキる人に近づけるのではないか?)
と、やや飛躍したモチベーションで試行錯誤をし始めます
実験①:とりあえず野菜をたくさん食べてみる
(特に実家を出てから)野菜は不足しているような気がしていました
社食にサラダバーがありまして、”ミニカレー + サラダバー”的なメニューをローテーションすることにしました
なんとなく健康に気を使っている感はあるものの、長く続けていると徐々に覇気が無くなっているような実感がありました
実験②:タンパク質をたくさん食べてみる
この方の本を読みまして、”覇気が無くなってきたのはタンパク質が足りていないからでは?”と思いました
そこで一日に100g以上のタンパク質を摂るべく、鶏むね肉やプロテインをたくさん食べることにしました
やはりタンパク質が足りてなかったのか元気にはなりましたが、人生初の便秘になりました
下痢と便秘両方経験している人って実は珍しいのではないでしょうか
ちなみに便秘のほうが数倍辛いです。世の中の女子は大変だ(男も便秘になるけど
実験③:お腹によさげな食材をたくさん食べてみる
次に、”便秘になったのは食物繊維や発酵食品が足りていないからでは?”と仮説を立てました
ほぼ毎日ヨーグルトや納豆、玉ねぎ、難消化性デキストリンといった食物繊維を摂るようにしてみました
主食では全粒粉パスタやライ麦パン、おやつならクリーム玄米ブランあたりをよく食べていました
すると、下痢や便秘を交互に繰り返しながら、おならやゲップ、加えて謎の腹痛に悩まされるようになりました
この腹痛がかなりキツくて、一日一回10分程度ではありましたが、その場でうずくまる程でした
実験④:低FODMAP食事法を試す
ここで、当時amazonで出始めたばかりの低FODMAP食事法に出会います
実験③で毎日のように食べていた食品がことごとくダメだったので、かなり衝撃でした
低FODMAP食事法を取り入れて最初の2週間は、激しめの下痢が続きました
それまで便秘がちだったものの反動だったのかなと思っています
これ以降、あの強烈な腹痛には遭遇しておりません。ありがたや
低FODMAPについてはこちらをどうぞ
おなかの不調をやわらげる、低FODMAP食事法まとめ!
ただし、腹痛は無くなったものの、下痢自体が改善したわけではありません
ふりだしにもどる
番外編:サプリメントを色々と試してみる
サプリメントも色々と試しております
- 乳酸菌サプリ(ビオフェルミンから怪しげなもの、海外個人輸入まで)
- マルチビタミン・ミネラル
- フィッシュオイル
- 食物繊維(難消化性デキストリン)
- その他色々(ナイアシン、ターメリック、漢方まで)
どれも劇的に症状が改善することはありませんでした
最初の二週間は多少変化を感じられたりするんですけどね。そのうち慣れてしまうようです
一周回ってバランスに気を使うようになった現在
これらの体験で分かったのは、
- 極端な食事法のは避けるべき(何かを禁止する、尖った栄養素のなにかを食べ続ける)
- サプリメントはあまり期待しない(効果がないわけではない)
- 肉や野菜のバランスが大事である
ということです。どれも当たり前ですが、実際に体験するまでは分からないものです
ただ散々回り道したことで、最近見えてきたことがあります
葉物野菜・魚介類をたくさん食べるようにしたら調子が良くなってきた
今年に入って引っ越したり環境が変わったせいなのか下痢が悪化してしまいました
下痢がひどすぎてたまに緑色がかるのには焦りますね(感染病レベルにひどいとなったりするらしい
コロナ自粛に突入して暇になったこともあり、さらに徹底的に体質改善に取り組もうと思いました
現在は低FODMAPに加えて、栄養豊富な葉物野菜、魚介類を中心にモリモリ食べるという実験をしています
これまでも野菜は食べていましたが、種類にはこだわりが無く、使いやすい根菜類がメインでした
ただちゃんと調べてみると、葉物野菜(特にほうれん草)の栄養素はずば抜けています
根菜より葉物野菜の栄養がずば抜けて豊富であるという話
一日400gの葉物野菜、そして時々魚介類を食べることを目標にして3ヶ月ほど経ちましたが、
- 下痢の頻度は半分くらいに減ってきた
- ニキビが治る速度が速くなった(できなくなったわけではない)
- 毛穴が目立たなくなってきた
- 肌が全体的にすべすべになってきた気がする
などこれまでにない手応えを感じています。毛穴なんて完全にノーマークだったので嬉しい誤算
もしかして自分の場合、ただ栄養不足だったのかもなあ、と思っています
ただ長らく痛めつけていたせいなのか、肌もお腹も完全治癒には至っておりません
栄養について勉強するのが楽しくなってきた
これまでに数々試してきましたが、そもそも栄養についてちゃんと勉強していなかった、という反省があります
ちゃんと知識があれば、極端な食事法やサプリメントに頼らずに済んだと思います
インターネット上って極端な情報が多すぎるんですよね。他の人のことを言える立場ではないですが
小学校の給食だったり、厚生労働省のレポートだったり、目立たないけど本当に役立つ情報はあります
本ブログではそういった情報を扱って、同じお悩みの方の助けになればいいなと思います