根菜より葉物野菜の栄養がずば抜けて豊富であるという話

葉物野菜に関しては脳機能を上げる早死のリスクを減らす等の効果があると言われておりますが、根菜に関してはそれほど情報がありません

葉物野菜をたくさん食べればよいのですが、根菜の方が安くて日持ちがするんですよね…

ということで根菜ってそんなに栄養ないの?というところを調べてみました

 

今回比較するのは葉物野菜代表をほうれん草と、よく見かける根菜代表のダイコン・ニンジン・ごぼうです

大根・ニンジン・ゴボウの栄養比較

ほうれん草に含まれる栄養素を100%とした比較です

※文部科学省:食品成分データベースより

大根は全体的に栄養の密度が低め

1本(1kg)で200円以下で手に入れられる手頃な大根ですが、ビタミンやミネラル量はそれほど多くないようです

ほうれん草より水分量が多いこともありますが、ビタミンやミネラル源としてはあんまり期待できないですね

ヨウ素はほうれん草なみに含まれますが、こちらは余り不足することもないので気にしなくて良さげ

 

食物繊維はそれなりに含まれますが、大半が皮に含まれるので捨てないように気をつけましょう

ニンジンはレチノールや食物繊維が多く含まれる

医者いらずと言われるニンジンですが、こちらもビタミンやミネラルのバランスはほうれん草よりかなり少ないですね

目立つところとしてはレチノール(ベータカロチン)が突出しています

これはいわゆるビタミンAに相当しており、抗酸化作用があるとか肌にいいとか言われるゆえんかと思われます

ニンジンを食べるとモテるという説まであります

 

ただ全体のバランスは葉物野菜に及ばないようですので、他の野菜と組み合わせる方が良さそうです

(これだからニンジンジュースが○○に効く!というのはちょっと怪しい)

ゴボウ

今回比較した中では水分量が一番少ない82%ですが、それでもビタミンやミネラルはほうれん草の方がよいですね

あえて言うなら銅やおなじみ食物繊維は突出しています

銅に関しては鉄の吸収や血液合成に主に使われるようですが、あまり欠乏することはなさそうです

 

固くて食べにくい割には栄養がなさそうですが、食物繊維は水溶性・不溶性両方がたくさん含まれるのが良いところです

ただし単体ではビタミンやミネラルが余り含まれないことと、高FODMAP食材であることから、こればかり食べることはおすすめできないですねー

もし食べるのであれば、ポリフェノールが含まれる皮はむかずに使いましょう

まとめ:やっぱり葉物野菜はすごい

葉物野菜が体にいいことはわかっていましたが、栄養素で比較すると全体的なバランスが段違いです

まとまった量があるので食物繊維は取りやすいですが、根菜だけで野菜を食べた気になるのはちょっと危険かもしれません

やっぱりほうれん草がナンバーワンか…